In the Field

田中の体験や読んだ記事なんかを共有して、新しい何かが生まれるといいなあと思いながら書いています。普段はシンクタンクでエネルギー政策・事業なんかを考えたりしています。

会社を離れるということを自覚した日。

非常に個人的なことなのでつまらない記事なのですが、、転職を考えている人には少しは参考になるかもしれません。

 

2016年3月17日

次の転職先となる外資コンサルティング会社の内定を貰い、正式に承諾した先週末から今週にかけて、いろいろなことがありました。

月曜日に部長に退職の意向を伝え、その後、チーム(課)のリーダーに部長から話がいき、総務部長との話を今日(もう18日ですが、気持ちは17日)終えました。

 

総務部長との面談を通じて、自分はやはりこの会社に未練があることを再確認しつつ、それでも離れる気持ちが勝っていることも再確認しました。

シンクタンクではできない、コンサルティング会社だからこそできることに、強く惹かれています。

 

今日までは儀式のように感情を殺して事にあたり、退職を翻意させるような働きかけに警戒していたのですが、総務部長の通過により正式に退職が決まりほっとしました。

あとは退職のスケジュールを調整し、事務手続きをすませて、引き継ぎをするだけです。

 

5年間苦楽を共にした人達

僕は、別の記事で書いたように、前の会社が倒産したために、今在籍している会社に事業と5名くらいで一緒に転籍してきました。

ちょうど2年半前です。

 

チームリーダーは転職の時も連絡を取り合い、最後は一緒に仕事をしようと決めた一因になったひとで、とても尊敬の出来る方です。

部長から(僕から直接ではなく)退職の意向を知った彼女からは、僕の気持ちが変わるなら「なんでもする」とまで言ってくれました。

そこまでの信頼と期待を裏切ってしまうことに申し訳なさでいっぱいでした。

けれど、このままの仕事をしていては自分は成長できないと思うのも事実で。

結局は冷たいメールを返してしまいました。

それが2日前。

 

2年前の転籍にあたっては、僕がとても尊敬している元部長(この方も女性)が事業移管と我々の働き先を整えてくれました。

今は所蔵の違う(親会社に在籍している)その人に、僕の気持ちを直属の部長が伝えてきたようです。

それが今日。

 

元部長から、まだ何の連絡も話もしていませんが、今日から僕は裏切りものとなってしまいました。

僕のうがった見方かもしれませんが、夕方に来た仕事のメールでも、注意深く、僕を避けている思います。

昼間、まだ話が伝わっていなかった時に相談したことにも連絡がありません。

 

いずれは伝えなくてはいけない、話をしなくてはいけないものの、心から信頼し、おそらくは信頼されていたと思っているその人を、背中から切りつけたような感覚です。

 

会社から帰る途中、小柄な彼女の寂しそうな顔を想像して、涙が止まりませんでした。。

今日、会社を離れるということを自覚しました。

 

会社から離れるということ

仕事に面白みを見いだせなくなってから1年ですが、それでもここまで続けてこれたのは、その部長が困っているとき助けてあげたい、という気持ちが大きかったのだと思います。

とんでもなく仕事ができて、それでいて明るく、希望と誇りを持っている方です。

僕にしか彼女を助けてあげられないことがたくさんあり、そこにやりがいを見出していました。

 

帰り道に想像したのは、僕がいなくなって困っている部長の顔。

最後の送別会で、困っている部長の顔。

そして、その人を支え続けずに、去ってしまう自分は残酷な人間だと思います。

 

会社というのは物理的な何かでも特定の誰かでもないですが、「会社を離れる」というのは、自分が一緒に仕事をしてきた人達と、二度と一緒に働けなくなることです。

その事を深く実感し、自分がなんと恵まれた環境で、人達の中で、働いてきたのかを知りました。

それでも離れようという気持ちが変わらないのです。

 

田中